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カテゴリー別アーカイブ: 日記

山建工業のよもやま話~第22回~

皆さんこんにちは!

 

岐阜県岐阜市を中心に東海3県にてとび工事・プレキャスト工法を含む橋梁工事一式を行っている

株式会社山建工業、更新担当の富山です。

 

 

 

 

斜張橋・吊橋の施工

― 長大橋を支える最先端の橋梁工法 ―

 

 

 

 

斜張橋・吊橋は、
**長大橋(ロングスパン橋)**の代表的な形式です。

海峡、河川、湾岸部など、
通常の橋では届かない距離を支えるため、
最先端の技術と計画力が求められます。


◆ 斜張橋の構造と施工

 

斜張橋は、
橋脚(塔)から斜めに張ったケーブルで橋桁を直接支える構造です。

特徴として、

  • ケーブルが放射状に配置される

  • 橋桁を分割しながら順次施工できる

  • 比較的コンパクトな構造

といった利点があります。

施工では、

  • 塔の構築

  • ケーブル張設

  • 張力調整

を段階的に行い、
バランスを保ちながら橋桁を延ばしていきます。


◆ 吊橋の構造と施工

 

吊橋は、
主ケーブルから垂れ下がる吊材によって橋桁を支える構造です。

世界的にも有名な長大橋の多くが、この形式を採用しています。

施工手順は非常に複雑で、

  1. 主ケーブルの架設

  2. ケーブルの編成・定着

  3. 吊材の取り付け

  4. 橋桁の架設

と、長期間にわたる大規模工事となります。


◆ 高所・大規模作業ならではの安全管理

 

斜張橋・吊橋の施工では、

  • 高所作業

  • 強風対策

  • 重量物の吊り込み

など、危険要素も多く存在します。

そのため、

  • 厳格な安全管理

  • 作業手順の徹底

  • チーム間の連携

が欠かせません。


◆ 求職者向け:長大橋工事の魅力

 

斜張橋・吊橋の施工に関わることは、
橋梁技術者として最高峰の現場経験の一つです。

  • スケールの大きな仕事

  • 社会インフラを支える責任

  • 専門性の高い技術習得

これらを通じて、
確かな誇りと技術が身につきます。


◆ まとめ

 

斜張橋・吊橋の施工は、

  • 最先端の技術

  • 高度な計画力

  • 強いチームワーク

によって成り立っています。

完成すれば、
何十年にもわたり人と物流を支える、
社会に欠かせない構造物となります。


🎍 年末のご挨拶

 

本年も、橋梁工事に関する記事をご覧いただき、
誠にありがとうございました。

橋は「造って終わり」ではなく、
地域と人々の暮らしを長く支え続ける存在です。

来年も、
橋梁工事の魅力や現場のリアルを、
分かりやすくお伝えしてまいります。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社山建工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

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私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

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山建工業のよもやま話~第21回~

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アーチ橋の施工

― 美しさと構造美を両立する高度な橋梁技術 ―

 

 

 

 

アーチ橋は、橋梁の中でも美しい外観と高い構造性能を兼ね備えた形式として知られています。
谷や河川、道路などを大きくまたぐ大スパン構造に適しており、古代から現代に至るまで世界各地で採用されてきました。

しかしその一方で、アーチ橋の施工は非常に高度で、
橋梁工事の中でも難易度の高い分野とされています。


◆ アーチ橋の構造的な特徴

 

アーチ橋の最大の特徴は、
荷重をアーチ形状によって分散し、両岸の橋台へ伝える構造です。

  • 橋桁の重さ

  • 車両・人の荷重

  • 風や地震の力

これらをアーチ全体で受け止め、
圧縮力として地盤へ逃がします。

そのため、
・材料を効率的に使える
・耐久性が高い
といった利点があります。


◆ 施工に必要な仮設構造物

 

アーチ橋の施工で欠かせないのが、仮設足場や支保工です。

アーチは完成して初めて安定する構造のため、
施工途中は自立できません。

そのため、

  • 仮設足場

  • 支保工(型枠・支え)

  • 仮設ステージ

などを設置し、
形状を正確に保持しながら施工を進めます。


◆ ケーブルや吊り材を使った施工技術

 

近年では、
地形や環境条件により、足場の設置が困難な現場も増えています。

その場合、

  • 仮設ケーブル

  • 吊り材

  • 張力管理システム

を用いた施工方法が採用されます。

ミリ単位の誤差が構造性能に影響するため、
測量・管理・施工のすべてに高い精度が求められます。


◆ アーチ橋施工の難しさとやりがい

 

アーチ橋は、

  • 工程が長い

  • 作業内容が複雑

  • チームワークが不可欠

という特徴があります。

しかし完成した時には、
景観に溶け込み、何十年も地域を支える構造物として残ります。

その達成感は、
橋梁工事の中でも格別です。


◆ 求職者向け:アーチ橋工事に向いている人

 

アーチ橋の施工に携わる仕事は、

  • 正確な作業が得意

  • 構造物に興味がある

  • チームで一つのものを造るのが好き

という方に向いています。

経験を積むことで、
高度な橋梁技術者としてのキャリアを築くことができます。


◆ まとめ

 

アーチ橋の施工は、

  • 美しさ

  • 構造合理性

  • 高度な施工技術

をすべて兼ね備えた橋梁工事です。

時間と手間をかけて造られるからこそ、
完成後も長く地域に愛される橋となります。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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山建工業のよもやま話~第20回~

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️桁の架設工事

~橋の「背骨」を架ける、究極のチームワーク~

橋梁工事の中でも最も緊張感と迫力のある工程――
それが「桁(けた)の架設工事」です。
桁は橋の構造を支える骨格であり、車両や歩行者の荷重を直接受ける重要な部分。
この作業は、技術・安全・連携のすべてが問われる“橋づくりの核心”です。


桁とは何か

 

桁とは、橋の上部構造を構成する長い梁状の部材で、
橋脚と橋脚の間に渡され、床板を支える役割を担います。

桁の種類は多く、橋の用途・スパン・地形に応じて選ばれます。

桁の種類 特徴 用途
鋼桁 軽くて高強度、長スパンに適する 高速道路・鉄道橋
RC桁 耐久性が高く、コスト安定 一般道路・歩道橋
PC桁 高強度でたわみにくい 河川・海上橋など長大スパン
箱桁 美観・防水性に優れる 都市部・景観重視の橋

⚙️ 桁は橋の「骨格」かつ「命」。
1mmのズレも許されない精密な組立が求められます。


桁の架設工法

 

現場条件によって工法は異なりますが、主に次の3つの方式が採用されます


① クレーン架設工法

 

大型クレーンで桁を吊り上げて設置する最も一般的な方法。
クレーンの設置スペースが確保できる市街地や高架工事で多用されます。

  • 短期間で施工可能

  • 仮設構台を使用しないためコストを抑えやすい

  • ただし風速・吊り角度・重量計算がシビア

現場では“声の合図”が命綱。
オペレーター・合図員・玉掛け作業員の連携が、数十トンの桁を安全に動かします。


② ベント工法

 

橋脚間に仮設支柱(ベント)を建て、その上に桁を載せて順に組み上げる工法です。
安定性が高く、河川・谷間・高所など不安定な現場で威力を発揮します。

  • 橋脚完成前でも作業可能

  • 支柱が多いため施工スペースは必要

  • 高所作業が中心となるため、安全帯の使用が義務化

‍♂️ 職人一人ひとりのバランス感覚と集中力が求められます。
手足の延長のように工具を使いこなす、その姿はまさに“現場のアーティスト”。


③ 送り出し工法

 

地上からクレーンが届かない場合、橋台側で桁を組み立て、
油圧ジャッキで少しずつ前方へ送り出す工法です。

  • 地形条件を問わず施工可能

  • 大規模な橋梁で多用(河川・高速道路・海上橋)

  • 精密な制御と高い安全意識が不可欠

数百トンの桁がゆっくり前進していく光景は圧巻。
技術者にとっても“最高の瞬間”です。


安全管理と現場のルール

 

桁架設工事は、重量物を扱うため「一瞬の油断」が命取りです。
現場では、以下の安全対策が徹底されています。

  • 作業開始前のKYミーティング(危険予知活動)

  • 玉掛け・合図員の配置と役割分担の明確化

  • 風速・気温のリアルタイム監視

  • 吊り荷下立入禁止エリアの徹底管理

「安全第一」はスローガンではなく、生きるための原則
桁架設に携わる職人たちは、常に“命を預け合う仲間”として信頼を築いています。


求職者の方へ

 

桁架設の現場は、スケール・迫力・緊張感、すべてが桁違い。
最初はボルト渡しや資材搬入などのサポート業務から始め、
徐々に玉掛け、ボルト締め、溶接、測量補助などにステップアップしていきます。

国家資格(玉掛け技能講習・高所作業車・移動式クレーンなど)を取得すれば、
チームの中心として“架設の指揮役”へと成長できます

「橋が完成した瞬間、胸が熱くなる」
それがこの仕事の原動力。
あなたの手で、人と街をつなぐ“未来の道”を架けてみませんか?


まとめ

 

  • 桁は橋の骨格であり、構造の命

  • クレーン・ベント・送り出しなど、地形に応じた工法を選定

  • ミリ単位の精度とチームの連携が成功のカギ

  • 技術を積み重ねることで国家資格や専門職への道が開ける

桁を架ける仕事は、橋梁工事の中でも“最もドラマチックな瞬間”。
力・知識・チームワーク――そのすべてが融合した、究極の現場です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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山建工業のよもやま話~第19回~

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鋼橋とコンクリート橋

~構造で変わる、橋づくりの思想と技術~

橋梁工事は、単に「道路をつなぐ構造物」をつくるだけの仕事ではありません。
地形、交通量、環境条件、景観などを総合的に判断し、最も適した橋の構造を選定する高度な設計・施工技術の結晶です。

その中でも、代表的な2つの構造が「鋼橋」と「コンクリート橋」。
この2種類の橋は、見た目や素材だけでなく、構造的な考え方・施工方法・メンテナンスの哲学までも異なります。
ここでは、それぞれの特長と、現場でのリアルな施工工程までを詳しく見ていきましょう。


️ 鋼橋(こうきょう)とは

 

鋼橋とは、主構造に**鋼材(鉄鋼)**を使用した橋です。
強度が非常に高く、軽量で長スパンの橋梁に適しています。
工場で精密に製作された鋼部材を現場で組み立てるため、高精度・短工期施工が可能です。

鋼橋のメリット

  • 軽量構造のため、長い支間を渡れる

  • 高い引張強度・靭性を持ち、地震にも強い

  • 工場生産により品質が安定している

  • 現場では溶接やボルト接合で迅速に組み立て可能

たとえば、湾岸部に架かる長大橋(吊橋・斜張橋)では鋼橋が主流です。
橋桁やケーブル、支柱などが空に伸びる姿は、**「構造美の象徴」**とも言われます✨


⚠️ 鋼橋のデメリット

 

  • 錆び(腐食)に弱く、防錆塗装や定期点検が必須

  • 製造コスト・運搬コストがやや高い

  • 塗装メンテナンスが10~15年ごとに必要

しかし、近年は高耐候性鋼(Corten鋼)や亜鉛メッキ鋼材が開発され、塗装頻度を抑えられる橋も増えています。
また、塗膜の厚みや塗料の種類によって、海沿いや山間部でも高い耐久性を実現できるようになりました。


コンクリート橋とは

 

コンクリート橋は、**鉄筋コンクリート(RC)プレストレストコンクリート(PC)**を主材料にした橋です。
全国の道路橋の約7割がこのタイプで、最も普及している構造形式です。

コンクリート橋のメリット

  • 材料費が安価でコストパフォーマンスが高い

  • 耐久性が高く、防錆・耐候性に優れる

  • 自重があるため、安定性が高い

  • 補修・補強が容易で、長期利用が可能

コンクリートは「圧縮」に強く、「引張」に弱いため、鉄筋を組み合わせて補強します。
さらにPC橋では、鋼材(PC鋼線)であらかじめ圧縮力を与える構造になっており、
より高強度・長寿命化が実現します。


⚠️ コンクリート橋の注意点

 

  • 自重が大きいため、橋脚や基礎構造に負担がかかる

  • クラック(ひび割れ)・中性化・凍害などに注意

  • 打設時の温度管理や養生が不十分だと品質に影響

コンクリート橋は「つくる技術」よりも「育てる技術」。
打設後も点検・補修・再塗装を重ね、100年使える橋を育てていくのです。


⚙️ 現場での施工の違い

 

項目 鋼橋 コンクリート橋
主材 鋼材 鉄筋+コンクリート
工場加工 ◎(事前製作) △(現場打設)
耐久性 錆びやすい(塗装管理が重要) 高耐久・補修容易
強度 高強度・軽量 重量級・高安定
工期 短い やや長い
主な用途 高速道路・長大橋 一般道路・歩道橋・河川橋

‍♂️ 求職者の方へ

 

橋梁工事は「地図に残る」スケールの大きな仕事です。
現場は一つとして同じものがなく、地形・風・気温・資材条件など毎回異なります。
そのため、現場ごとに知恵と技術を磨ける環境です。

最初は資材運搬やボルト締めから始め、徐々に溶接・塗装・鉄筋組立などの専門技能を習得。
国家資格(鉄骨組立・高所作業・溶接技能士など)を取得すれば、チームの中心的存在へと成長できます

自分の関わった橋が地図に残り、何十年も人々の生活を支える。
それこそが、橋梁工事の最大の誇りです。


まとめ

 

  • 鋼橋=軽量・高強度・長スパンに適した構造

  • コンクリート橋=高耐久・低コスト・安定性重視

  • どちらも日本のインフラを支える重要な工法

  • 橋梁技術者は「安全」と「信頼」をつなぐ仕事

鋼とコンクリート、異なる素材が共に支える“橋の芸術”。
技術と人の力が融合する現場、それが橋梁工事の醍醐味です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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山建工業のよもやま話~第18回~

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基礎工事

― 橋を支える“足元の力”がすべてを決める ―


🔹 基礎工事とは

 

基礎工事は、橋の重量を地盤にしっかり伝えるための工事です。
橋梁にかかる荷重(車両・風・地震など)を地中で受け止め、
長期にわたって安全に支える役割を持っています。

建物の土台にあたる部分で、
いくら上部構造が強くても、基礎が不安定では橋全体が傾いてしまいます。
まさに“見えない縁の下の力持ち”です。


⚙️ 主な基礎の種類

 

地盤の硬さや地形条件によって、採用される工法が異なります。

工法名 概要 主な特徴
杭基礎(くいきそ) 地中深くまで杭を打ち込み、硬い地層で支える方式。 軟弱地盤に適し、高い耐久性。鋼管杭・コンクリート杭など。
ケーソン基礎 大型の鉄筋コンクリート構造物を沈設して支える方式。 橋脚や大型橋梁に採用。高い安定性と耐震性。
直接基礎 地盤が強固な場合に採用。掘削後に直接コンクリートを打設。 工期が短く、経済的。

現場では、**地盤調査(ボーリング)**の結果をもとに、
最も安全で効率的な基礎形式を選定します。


🧱 基礎工事の流れ

 

① 地盤調査・設計

 

ボーリング調査で地層構成・支持層の深さを確認します。
そのデータをもとに、どの深さ・どんな材質の基礎が最適かを設計。


② 掘削・基礎地盤の整備

 

重機で掘削を行い、地盤を整えます。
ケーソン基礎では地中に円筒型の構造体を沈設しながら、
内部を掘削して少しずつ下げていく「沈下工法」が使われます。


③ 鉄筋・型枠・コンクリート打設

 

基礎底面に鉄筋を組み、型枠を設置してコンクリートを打設。
施工中は水中ポンプで排水管理を行い、
強度が均一になるように温度・時間を厳密に管理します。


④ 養生・検査

 

打設後は一定期間養生を行い、
圧縮強度・寸法・水平精度などを確認します。
最終的に検査をクリアした基礎のみが、
橋脚・橋台の据付け工事へと進むことができます。


🏗️ 技術者のこだわり

 

基礎工事は「完成すれば見えなくなる仕事」。
しかし、地中に隠れた部分こそ最も重要です。

  • ミリ単位の水平精度を追求する職人技

  • コンクリート打設時の温度・圧送圧力管理

  • 地盤沈下や液状化を防ぐための長期的視点

このような緻密な技術が、橋の100年先の安全を支えています。

🔹 「見えない場所を完璧に仕上げる」――それがプロの誇り。


💬 求職者の方へ

 

基礎工事の現場は、重機の迫力とチームワークの緊張感に満ちています。
しかし、完成したときの達成感は何ものにも代えがたいものです。

  • 自分の施工が“地中に残る”誇り

  • 安全第一の現場管理で社会に貢献

  • 経験を積むことで技術者としての信頼が高まる

橋梁工事に携わる人たちは、みな「未来の道をつくる仕事」に誇りを持っています。

💡 “地中の力を形にする”――それが基礎工事の真のやりがいです。


✨ まとめ

 

基礎工事は、橋の耐久性・安全性を決定づける最重要工程。
どんなに立派な橋も、強固な基礎なしには存在できません。
地中で支える無名の職人たちの技術が、
日本中の橋を今日も支えています。

🔹 「見えない場所にこそ、最高の技術を。」
それが基礎工事の真価であり、未来を支える使命です。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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山建工業のよもやま話~第17回~

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橋台工事

― 橋を支える“つなぎ目”に込められた職人の誇り ―


🔹 橋台とは何か

 

橋台(きょうだい)は、橋の両端に設けられる構造物で、
道路と橋梁(きょうりょう)をしっかりと結びつける役割を果たします。

橋の真ん中を支える「橋脚」に対して、橋台は“橋の始まりと終わり”を支える存在。
地盤の力を直接受け止めながら、橋桁(はしげた)を固定し、
車両や人がスムーズに通行できるようにします。

💡 一見地味ですが、橋全体の安定性はこの橋台の強さで決まります。


⚙️ 橋台工事の主な工程

 

橋台工事は、構造の安定性を確保するために、
一つひとつの工程を精密に行う必要があります。

① 掘削工

 

橋台を設置するため、まず地盤を掘り下げる作業から始まります。
掘削は重機オペレーターが担当し、図面通りの深さ・勾配を正確に出します。
このとき、地山の崩壊防止地下水の処理など、安全対策も欠かせません。


② 基礎地盤の整備

 

地盤が軟弱な場合、そのままでは橋台を支えきれません。
砕石(さいせき)を敷き固めたり、コンクリートを打設して地盤改良を行い、
“揺るがない地盤”をつくります。


③ 鉄筋・型枠の組立

 

橋台本体は鉄筋コンクリート構造が基本です。
鉄筋工が図面に基づいて鉄筋を正確に組み上げ、
型枠大工がコンクリートを流し込むための型を設置します。
この作業にはミリ単位の精度が求められます。


④ コンクリート打設

 

橋台の心臓部となる工程です。
打設時は、振動棒(バイブレーター)で空気を抜き、
密実で強度の高いコンクリートに仕上げます。
温度や湿度にも注意を払い、養生(ようじょう)期間をしっかり取ることで、
ひび割れのない美しい仕上がりが完成します。


⑤ 背面土の埋戻し

 

橋台が完成したら、背面に砕石や土砂を戻し、
道路と橋との高さをつなげます。
この作業も単なる“埋め戻し”ではなく、
層ごとに締固めを行い、均等に荷重を分散させることがポイントです。


🏗️ 橋台工事のやりがい

 

橋台工事は、構造物の中でも“橋の生命線”をつくる仕事です。
完成後は道路に埋もれて見えなくなりますが、
その下には確かな技術と情熱が宿っています。

  • チームで一体となって進める達成感

  • 大型重機を駆使するスケールの大きな現場

  • 完成後、道路と橋がつながった瞬間の感動

 

🔹 「橋を支えるのは自分たちの仕事」
そう言える誇りが、橋台工事のやりがいです。


✨ まとめ

 

橋台は、橋梁と道路を結ぶ“要(かなめ)”の構造物。
施工の正確さと地盤の強度が、橋全体の寿命を左右します。
職人たちの技術が一体となって初めて、安全で美しい橋が完成します。

💡 見えない部分こそ、本物の仕事が光る。
橋台工事は、土木の真髄が詰まった誇りある仕事です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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🏗️ 橋脚工事 ― 橋を支える基盤を築く最重要工程

 

 

 

橋脚工事は、橋梁工事のなかでも特に重要な工程です。

橋脚とは、橋を支える柱であり、いわば「橋の骨格」。

どんなに上部構造が立派でも、橋脚が不十分であれば橋は長持ちしません。

橋脚工事は「縁の下の力持ち」として、橋全体の安全と耐久性を担っています。


🔎 基礎工事から始まる橋脚づくり

 

橋脚をつくる前に、まずは地盤に基礎を打ち込みます。

  • 杭基礎:地中深くまで杭を打ち込み、地盤と橋を固定

  • ケーソン工法:大きな構造物を地中に沈め、安定を確保

  • 直接基礎:固い地盤が浅い場合に採用される方法

基礎は橋脚そのものを支える土台。

ここをしっかり施工しないと、完成後に橋が沈下したり傾いたりする恐れがあります。


🏛️ 橋脚本体の施工

 

基礎が整ったら、いよいよ橋脚本体の構築です。

  • 鉄筋を組み立てる:内部の骨格を強化

  • 型枠を設置:コンクリートを流し込む枠を準備

  • コンクリート打設:高強度コンクリートを流し込み、固める

橋脚の高さや形状は橋の規模に応じて異なり、設計図どおりの精度で施工することが求められます。数センチのズレが後の上部構造に影響するため、厳密な管理が必要です。


🌊 水中や特殊環境での橋脚工事

 

河川や海上に架かる橋では、水中での施工が不可欠です。

  • 仮締切工法:堤防のように一時的に水をせき止め、作業空間を確保

  • 潜水士の作業:水中で鉄筋や型枠の設置を行う

  • 潮流や水位の影響:時間帯を見極め、安全第一で進める

こうした条件下での施工は危険を伴うため、専門的な技術と経験豊富な作業員の連携が欠かせません。


🔧 品質管理と安全対策

 

橋脚工事は目に見えない部分が多く、後から修正することが難しい工程です。

そのため、施工中の品質管理が徹底されます。

  • コンクリートの強度試験

  • 鉄筋の配置やかぶり厚さの確認

  • 作業員の安全教育と現場監督の配置

「見えない部分ほど丁寧に」――この姿勢こそが、橋脚工事の要です。


✅ まとめ

 

橋脚工事は橋梁の基礎を固める最重要工程です。

  • 地盤に合わせた基礎工事で安定性を確保

  • 設計図どおりの精度で橋脚を構築

  • 水中施工や品質管理を徹底し、安全と耐久性を守る

橋は完成すると橋脚が目立たない存在になりますが、橋の寿命を左右するのはこの「見えない部分」。

まさに縁の下で支える縁の下の力持ちなのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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📐 設計図の作成 ― 安全と経済性を両立する橋づくりの青写真

 

 

 

橋梁工事の大前提となるのが 設計図の作成 です。

設計図は単なる「施工の手順書」ではなく、橋の寿命・安全性・経済性をすべて左右する極めて重要な役割を担っています。

調査データを正確に反映し、計算に基づいた最適な形を導き出すことが、完成後の橋の信頼性につながります。


📝 調査結果を反映する工程

 

設計に先立って行われる調査には、多くの要素があります。

  • 地盤調査:地中の層の硬さや地下水位を確認し、基礎の仕様を決定

  • 気象条件:風の強さや風向き、積雪、台風や地震の発生リスク

  • 環境調査:周辺の自然環境や生態系への影響を考慮

  • 交通需要予測:将来的な交通量を見込み、橋の幅員や強度を計算

これらの情報は、設計の基礎データとなります。

もし調査が不十分であれば、工事中や完成後にトラブルが生じ、修繕や補強に余計なコストがかかってしまいます。


🧮 構造力学に基づく計算

 

橋梁設計で最も重要なのは 構造力学に基づいた計算 です。

  • 車両や人が通行する「活荷重」に耐えられるか

  • 風や地震などの「外力」にどう対応するか

  • 長期使用による「疲労」や「腐食」を見越した強度を確保できるか

この計算を誤れば、橋の安全性が脅かされます。

そのため設計者は、常に「余裕を持たせた安全率」を考慮しつつも、材料を過剰に使わない工夫を行います。


💰 経済性を両立させる工夫

 

安全性は絶対条件ですが、コストの最適化も欠かせません。

  • 材料の選定:コンクリートや鋼材の使用量を最適化

  • 施工方法:現場条件に合った工法を選び、工期短縮を狙う

  • 維持管理性:完成後の点検や補修がしやすい構造にしておく

これにより、建設時だけでなく、橋の寿命全体を見据えた「ライフサイクルコスト」の削減が可能になります。


🖊️ 設計図の種類と役割

 

設計図といっても種類は多岐にわたります。

  • 平面図・立面図:橋の全体像を示す

  • 詳細図:橋脚や桁など部材ごとの寸法や形状

  • 配筋図:鉄筋の配置や数量を示し、施工の指針となる

施工業者はこの設計図をもとに作業を進め、監督者や行政もこれを基準に品質を確認します。

つまり設計図は「橋づくりの共通言語」でもあるのです。


✅ まとめ

 

設計図の作成は橋梁工事の出発点であり、工事の成功を左右する大黒柱です。

  • 調査結果を正確に反映する

  • 構造計算で安全性を担保する

  • 経済性と維持管理性を同時に考慮する

橋の完成はまだ遠い先の話でも、この設計段階で未来の安全と安心がすでに形作られているのです。

 

 

 

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橋梁工事における測量・地質調査

〜橋を支える“見えない基盤”をつくる〜

1. 測量・地質調査の位置づけ

 

橋梁工事において、測量と地質調査は施工の「基礎の基礎」といえる工程です。

橋を建設する場所の正確な情報を把握しなければ、いかに立派な設計を描いても安全な橋にはなりません。

まさに、見えない部分の徹底調査が橋の強度と耐久性を決定づけるのです。

2. 測量の内容

 

測量は「地上の正確な位置関係を把握する」ために行います。

  • 基準点測量:橋梁全体の座標系を確立

  • 地形測量:周囲の地形や高低差を正確に記録

  • 河川測量:水深や流速、河床の形状を確認

  • 出来形測量:施工中や完成後に形状が設計通りかを確認

 

最近ではドローン測量や3Dレーザースキャナの導入により、短時間で高精度なデータ取得が可能となっています。

3. 地質調査の方法

 

地質調査は「地面の下を探る」工程です。

地盤がどの程度の支持力を持ち、どんな性質を有しているかを調べます。

  • ボーリング調査:地面に穴を掘り、地層を採取して分析

  • 標準貫入試験(SPT):地盤の硬さを数値化

  • 物理探査:地震波を利用して地下構造を推定

  • 地下水調査:地下水位や流れを確認

 

これらの調査結果を総合し、橋脚をどのような基礎にするかを決めます。

4. 調査結果の活用

 

測量や地質調査で得られたデータは、設計に直結します。

  • 橋脚の位置や高さの決定

  • 基礎形式(杭・ケーソン・直接基礎)の選定

  • 洪水や地震時の安定性評価

  • 工事中の安全計画

 

特に日本のような地震国では、耐震性を確保するために綿密な調査が欠かせません。

5. 最新技術の導入

 

近年はICT技術の活用が進んでいます。

  • ドローンによる空撮データとGISの統合

  • AIを用いた地盤データ解析

  • IoTセンサーによる地盤挙動のリアルタイム監視

 

これにより、従来よりも短期間で、かつ信頼性の高い調査が可能になっています。

6. 測量・地質調査のまとめ

 

橋梁工事の測量・地質調査は、地上と地下の「見えない情報」を数値として明らかにする工程です。

ここでの精度が橋の安全性を決め、将来の補修・維持管理にも大きく影響します。

まさに橋の“縁の下の力持ち”といえる工程です。


まとめ

 

  • 計画段階では、交通需要・地形条件・環境影響などを総合的に評価し、最適な橋の形式を決定する。

  • 測量・地質調査では、地上と地下のデータを正確に取得し、設計や基礎工事の安全性を担保する。

 

橋梁工事は目に見える構造物だけでなく、こうした「準備の段階」こそが最も重要なのです。

 

 

 

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橋梁工事の計画段階

〜最適な橋をつくるための第一歩〜

1. 計画段階の重要性

 

橋梁工事は、いきなり施工に入れるわけではありません。

まず「どのような橋を、どこに、どんな規模で建設するのか」を定める計画段階が必要です。

この計画こそが、その後の設計・施工の基盤となり、将来の維持管理や安全性にも直結します。

つまり、橋梁工事の成否を決める最初の鍵が、この段階にあるのです。

2. 交通需要の調査

 

橋を建設する理由の大半は「交通の円滑化」にあります。

したがって、まず地域の交通量を調査することから始まります。

  • 日々の自動車交通量

  • 大型車や特殊車両の通行頻度

  • 歩行者や自転車の利用状況

  • 将来の人口増加や産業発展による需要予測

 

これらを数値化し、橋の規模や車線数を検討します。

例えば、物流の大動脈となる幹線道路の橋であれば、大型トラックに対応できる十分な幅員と強度が必要です。

3. 地形・地盤条件の確認

 

橋は河川や谷など、自然条件を克服するために建設されます。

そのため、地形や地盤条件を詳しく調査することが不可欠です。

河川であれば洪水時の水位や流速、谷であれば崩落の危険性を考慮します。

さらに、地盤の強度や支持力によって、橋脚の基礎形式(杭基礎やケーソン基礎)が決まります。

4. 橋梁形式の選定

 

計画段階では、どの形式の橋を採用するかを決定します。

  • 桁橋:短〜中距離で経済的

  • アーチ橋:景観性に優れ、大スパンにも対応

  • 斜張橋:デザイン性と機能性の両立

  • 吊橋:超長大スパンに適応

 

立地条件やコスト、維持管理の容易さも含め、最適な形式を選定します。

5. 環境・地域への影響評価

 

橋を建設することで自然環境や住民生活に影響が及ぶことがあります。

そのため、計画段階で環境影響評価(アセスメント)が行われます。

  • 騒音や振動への配慮

  • 生態系や水質への影響軽減

  • 周辺交通への影響予測

 

地域住民への説明会を開き、理解を得るプロセスも重要です。

6. 計画段階のまとめ

 

橋梁工事の計画段階は、「構想」から「現実」へと橋を架ける第一歩です。

ここでの判断一つ一つが、将来の安全性や維持管理コストに直結します。

言い換えれば、橋の寿命はすでに計画段階で大きく決まっているのです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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