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月別アーカイブ: 2025年6月

山建工業のよもやま話~第10回~

皆さんこんにちは!

 

岐阜県岐阜市を中心に東海3県にてとび工事・プレキャスト工法を含む橋梁工事一式を行っている

株式会社山建工業、更新担当の富山です。

 

 

 

橋梁工事の鉄則──安全・精度・信頼性を守るプロの心得

 

 

 

前回の「橋梁工事の歴史編」に続いて、今回は実際の施工現場で守られている“鉄則”についてご紹介します。

橋梁工事は見た目以上に繊細で複雑な工事です。ほんの数ミリのズレやミスが大事故に繋がることもあるため、現場では数多くの「守るべきルール」が徹底されています。


⚠️ 鉄則①:「安全第一」はあたりまえ。徹底的にやるのが“プロ”

 

橋梁工事では高所作業が多く、重機も使うため、現場は常に危険と隣り合わせです。

✅ 必ず守られる安全対策の例:

  • 高所作業前のハーネス着用確認

  • 足場の点検は毎日2回以上

  • 強風時は作業を中断

  • 玉掛けや重機操作は有資格者のみ

 

ひとつでもおろそかにすれば命に関わるため、現場では「声かけ」「指差呼称」「KY(危険予知)活動」が徹底されています。


📐 鉄則②:1mm単位の精度が命

 

橋は数百メートル、時には数キロにも及ぶ巨大構造物。そこで重要なのがミリ単位の精度管理

  • コンクリートの打設は温度と湿度に合わせてタイミング調整

  • 鋼材の接合では、数十トンの部材を1mm以下のズレで設置

  • 経年劣化まで見越したクリアランスの設計・施工

 

精度の積み重ねが、そのまま橋の耐久性と安全性を決めるのです。


👥 鉄則③:チームワークと情報共有が工事を支える

 

橋梁工事は土工、鉄骨、大工、電気、塗装…と多職種が関わる共同作業
だからこそ、日々の「連携・報連相」が最も重要になります。

  • 朝礼での情報共有

  • 工程ごとの引き継ぎミーティング

  • クレームや現場変更の即時対応

 

誰か一人の独断が事故やトラブルを生むこともあるため、**チーム全体での「見える化」と「共通理解」**が大切なんです。


📈 鉄則④:完成後の“その先”まで考えてつくる

 

橋はつくって終わりではありません。50年、100年と長く使われる構造物だからこそ、「メンテナンス性」や「景観との調和」も最初から計算に入れて施工する必要があります。

  • 清掃しやすい構造か?

  • 点検口や階段が配置されているか?

  • 周辺のまちづくりとマッチしているか?

 

こうした**“未来の使いやすさ”を見据えた設計と施工**も、プロの橋梁工事には欠かせないポイントです。


✨まとめ:橋梁工事の鉄則は、“信頼される構造物をつくること”

 

橋梁工事においては、「ただつくる」ではなく「安全・精度・連携・未来」のすべてがそろって初めて、本当に“いい橋”が完成します。

それは人や街をつなぐだけでなく、安心や信頼までも橋渡しする仕事

見えないところでプロの誇りが支える橋梁工事。そんな世界に、ぜひ一歩踏み込んでみてください!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社山建工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

岐阜県岐阜市を中心に東海3県にてとび工事・プレキャスト工法を含む橋梁工事一式を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

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山建工業のよもやま話~第9回~

皆さんこんにちは!

 

岐阜県岐阜市を中心に東海3県にてとび工事・プレキャスト工法を含む橋梁工事一式を行っている

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橋梁工事の歴史──人と人、街と街をつなぐ“架け橋”のものがたり

 

 

 

今回は「橋梁工事(きょうりょうこうじ)」の歴史についてご紹介します。

橋といえば、川や谷を越えて道をつなぐ、身近でありながら壮大な構造物ですよね。でも実は、橋には人類の技術進化や社会の発展がぎゅっと詰まっているんです。


🏛️ 古代からはじまる「橋の文化」

 

人が橋をつくり始めたのは、実に紀元前までさかのぼります。

最初は木の丸太や石を並べただけの簡単な橋でしたが、古代ローマ時代には「アーチ構造」を使った石橋が登場。水道橋や街道橋など、土木技術の礎ともいえる構造物がすでに活躍していました。

特に有名なのが、ローマの「ポン・デュ・ガール」や中国の「盧溝橋(ろこうきょう)」。この頃から**橋は単なる道ではなく、“都市と文明を支える基盤”**として扱われていたんです。


🧱 近代に入り、鋼鉄とコンクリートの時代へ

 

江戸時代までは日本でも木造橋が主流でしたが、明治時代に入ると西洋の技術が導入され、鉄橋や石橋が増加。列車や馬車が通るための強度のある橋が次々と架けられていきました。

明治の名橋といえば、「萬世橋(東京)」「眼鏡橋(長崎)」などが有名ですね。

昭和に入ると、プレストレスト・コンクリート(PC)や鋼桁橋といった、現在でも使われる構造の橋が主流に。戦後のインフラ整備とともに、高速道路や都市高速などでも大型の橋梁工事が数多く進められました。


🌉 日本を代表する橋と橋梁工事の進化

 

日本の橋梁技術は、世界でもトップクラス。なかでも代表的な橋には:

  • 明石海峡大橋(世界最長の吊り橋)

  • 瀬戸大橋(鉄道と道路の併用橋)

  • レインボーブリッジ(都市設計と景観の融合)

 

これらの巨大プロジェクトを可能にしたのは、高度な設計力と現場での熟練した施工技術のたまものです。

今では、ドローン測量やBIM(建設情報モデリング)を使った設計も当たり前となり、安全性・耐久性・美観を兼ね備えた橋づくりが求められています。


📝 まとめ:橋梁工事の歴史は、“つながる”技術の進化史

 

橋梁工事は、ただの構造物をつくるだけではありません。
それは時代ごとの人の想い・交通の進化・技術の革新をつなぐ、まさに「人類の架け橋」なのです。

次回は、そんな橋梁工事において絶対に外せない「鉄則」について、現場目線でお届けします!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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