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月別アーカイブ: 2025年9月

山建工業のよもやま話~第16回~

皆さんこんにちは!

 

岐阜県岐阜市を中心に東海3県にてとび工事・プレキャスト工法を含む橋梁工事一式を行っている

株式会社山建工業、更新担当の富山です。

 

 

 

🏗️ 橋脚工事 ― 橋を支える基盤を築く最重要工程

 

 

 

橋脚工事は、橋梁工事のなかでも特に重要な工程です。

橋脚とは、橋を支える柱であり、いわば「橋の骨格」。

どんなに上部構造が立派でも、橋脚が不十分であれば橋は長持ちしません。

橋脚工事は「縁の下の力持ち」として、橋全体の安全と耐久性を担っています。


🔎 基礎工事から始まる橋脚づくり

 

橋脚をつくる前に、まずは地盤に基礎を打ち込みます。

  • 杭基礎:地中深くまで杭を打ち込み、地盤と橋を固定

  • ケーソン工法:大きな構造物を地中に沈め、安定を確保

  • 直接基礎:固い地盤が浅い場合に採用される方法

基礎は橋脚そのものを支える土台。

ここをしっかり施工しないと、完成後に橋が沈下したり傾いたりする恐れがあります。


🏛️ 橋脚本体の施工

 

基礎が整ったら、いよいよ橋脚本体の構築です。

  • 鉄筋を組み立てる:内部の骨格を強化

  • 型枠を設置:コンクリートを流し込む枠を準備

  • コンクリート打設:高強度コンクリートを流し込み、固める

橋脚の高さや形状は橋の規模に応じて異なり、設計図どおりの精度で施工することが求められます。数センチのズレが後の上部構造に影響するため、厳密な管理が必要です。


🌊 水中や特殊環境での橋脚工事

 

河川や海上に架かる橋では、水中での施工が不可欠です。

  • 仮締切工法:堤防のように一時的に水をせき止め、作業空間を確保

  • 潜水士の作業:水中で鉄筋や型枠の設置を行う

  • 潮流や水位の影響:時間帯を見極め、安全第一で進める

こうした条件下での施工は危険を伴うため、専門的な技術と経験豊富な作業員の連携が欠かせません。


🔧 品質管理と安全対策

 

橋脚工事は目に見えない部分が多く、後から修正することが難しい工程です。

そのため、施工中の品質管理が徹底されます。

  • コンクリートの強度試験

  • 鉄筋の配置やかぶり厚さの確認

  • 作業員の安全教育と現場監督の配置

「見えない部分ほど丁寧に」――この姿勢こそが、橋脚工事の要です。


✅ まとめ

 

橋脚工事は橋梁の基礎を固める最重要工程です。

  • 地盤に合わせた基礎工事で安定性を確保

  • 設計図どおりの精度で橋脚を構築

  • 水中施工や品質管理を徹底し、安全と耐久性を守る

橋は完成すると橋脚が目立たない存在になりますが、橋の寿命を左右するのはこの「見えない部分」。

まさに縁の下で支える縁の下の力持ちなのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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山建工業のよもやま話~第15回~

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岐阜県岐阜市を中心に東海3県にてとび工事・プレキャスト工法を含む橋梁工事一式を行っている

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📐 設計図の作成 ― 安全と経済性を両立する橋づくりの青写真

 

 

 

橋梁工事の大前提となるのが 設計図の作成 です。

設計図は単なる「施工の手順書」ではなく、橋の寿命・安全性・経済性をすべて左右する極めて重要な役割を担っています。

調査データを正確に反映し、計算に基づいた最適な形を導き出すことが、完成後の橋の信頼性につながります。


📝 調査結果を反映する工程

 

設計に先立って行われる調査には、多くの要素があります。

  • 地盤調査:地中の層の硬さや地下水位を確認し、基礎の仕様を決定

  • 気象条件:風の強さや風向き、積雪、台風や地震の発生リスク

  • 環境調査:周辺の自然環境や生態系への影響を考慮

  • 交通需要予測:将来的な交通量を見込み、橋の幅員や強度を計算

これらの情報は、設計の基礎データとなります。

もし調査が不十分であれば、工事中や完成後にトラブルが生じ、修繕や補強に余計なコストがかかってしまいます。


🧮 構造力学に基づく計算

 

橋梁設計で最も重要なのは 構造力学に基づいた計算 です。

  • 車両や人が通行する「活荷重」に耐えられるか

  • 風や地震などの「外力」にどう対応するか

  • 長期使用による「疲労」や「腐食」を見越した強度を確保できるか

この計算を誤れば、橋の安全性が脅かされます。

そのため設計者は、常に「余裕を持たせた安全率」を考慮しつつも、材料を過剰に使わない工夫を行います。


💰 経済性を両立させる工夫

 

安全性は絶対条件ですが、コストの最適化も欠かせません。

  • 材料の選定:コンクリートや鋼材の使用量を最適化

  • 施工方法:現場条件に合った工法を選び、工期短縮を狙う

  • 維持管理性:完成後の点検や補修がしやすい構造にしておく

これにより、建設時だけでなく、橋の寿命全体を見据えた「ライフサイクルコスト」の削減が可能になります。


🖊️ 設計図の種類と役割

 

設計図といっても種類は多岐にわたります。

  • 平面図・立面図:橋の全体像を示す

  • 詳細図:橋脚や桁など部材ごとの寸法や形状

  • 配筋図:鉄筋の配置や数量を示し、施工の指針となる

施工業者はこの設計図をもとに作業を進め、監督者や行政もこれを基準に品質を確認します。

つまり設計図は「橋づくりの共通言語」でもあるのです。


✅ まとめ

 

設計図の作成は橋梁工事の出発点であり、工事の成功を左右する大黒柱です。

  • 調査結果を正確に反映する

  • 構造計算で安全性を担保する

  • 経済性と維持管理性を同時に考慮する

橋の完成はまだ遠い先の話でも、この設計段階で未来の安全と安心がすでに形作られているのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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