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山建工業のよもやま話~第10回~

皆さんこんにちは!

 

岐阜県岐阜市を中心に東海3県にてとび工事・プレキャスト工法を含む橋梁工事一式を行っている

株式会社山建工業、更新担当の富山です。

 

 

 

橋梁工事の鉄則──安全・精度・信頼性を守るプロの心得

 

 

 

前回の「橋梁工事の歴史編」に続いて、今回は実際の施工現場で守られている“鉄則”についてご紹介します。

橋梁工事は見た目以上に繊細で複雑な工事です。ほんの数ミリのズレやミスが大事故に繋がることもあるため、現場では数多くの「守るべきルール」が徹底されています。


⚠️ 鉄則①:「安全第一」はあたりまえ。徹底的にやるのが“プロ”

 

橋梁工事では高所作業が多く、重機も使うため、現場は常に危険と隣り合わせです。

✅ 必ず守られる安全対策の例:

  • 高所作業前のハーネス着用確認

  • 足場の点検は毎日2回以上

  • 強風時は作業を中断

  • 玉掛けや重機操作は有資格者のみ

 

ひとつでもおろそかにすれば命に関わるため、現場では「声かけ」「指差呼称」「KY(危険予知)活動」が徹底されています。


📐 鉄則②:1mm単位の精度が命

 

橋は数百メートル、時には数キロにも及ぶ巨大構造物。そこで重要なのがミリ単位の精度管理

  • コンクリートの打設は温度と湿度に合わせてタイミング調整

  • 鋼材の接合では、数十トンの部材を1mm以下のズレで設置

  • 経年劣化まで見越したクリアランスの設計・施工

 

精度の積み重ねが、そのまま橋の耐久性と安全性を決めるのです。


👥 鉄則③:チームワークと情報共有が工事を支える

 

橋梁工事は土工、鉄骨、大工、電気、塗装…と多職種が関わる共同作業
だからこそ、日々の「連携・報連相」が最も重要になります。

  • 朝礼での情報共有

  • 工程ごとの引き継ぎミーティング

  • クレームや現場変更の即時対応

 

誰か一人の独断が事故やトラブルを生むこともあるため、**チーム全体での「見える化」と「共通理解」**が大切なんです。


📈 鉄則④:完成後の“その先”まで考えてつくる

 

橋はつくって終わりではありません。50年、100年と長く使われる構造物だからこそ、「メンテナンス性」や「景観との調和」も最初から計算に入れて施工する必要があります。

  • 清掃しやすい構造か?

  • 点検口や階段が配置されているか?

  • 周辺のまちづくりとマッチしているか?

 

こうした**“未来の使いやすさ”を見据えた設計と施工**も、プロの橋梁工事には欠かせないポイントです。


✨まとめ:橋梁工事の鉄則は、“信頼される構造物をつくること”

 

橋梁工事においては、「ただつくる」ではなく「安全・精度・連携・未来」のすべてがそろって初めて、本当に“いい橋”が完成します。

それは人や街をつなぐだけでなく、安心や信頼までも橋渡しする仕事

見えないところでプロの誇りが支える橋梁工事。そんな世界に、ぜひ一歩踏み込んでみてください!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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岐阜県岐阜市を中心に東海3県にてとび工事・プレキャスト工法を含む橋梁工事一式を行っております。

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